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個店主義を貫くドンキホーテの大原孝治氏

パン・パシフィック・インターナショナルホールディングスの代表取締役社長兼CEOの大原孝治氏は、中国人を始めとしたインバウンド需要を上手に取り込み、売上を爆発的に伸ばしました。インバウンド需要が落ち着いた現在でも次々と新しい一手を繰り出し続け、外国人観光客頼みだった他企業が苦戦を続ける中、現在でも売上を右肩上がりで伸ばし続ける企業にまで成長しました。その経営者としての手腕はさまざまなところで非常に高く評価されていて、2017年には優秀経営者賞を受賞しているほどです。そんな大原孝治氏が貫いている経営方針は、権限を現場に委譲する個店主義です。

全国展開している店舗では、ブランドを統一するため権限を中央に集めて全体に指示を飛ばしています。しかし現場の状況はそれぞれによって異なり、たとえば繁華街にある店舗と郊外にある店舗では客層が異なるので、指示が的を射ていないケースが多々あるでしょう。現場出身でパン・パシフィック・インターナショナルホールディングスの代表取締役社長兼CEOまで上り詰めた大原孝治氏は、現場についても詳しい経営者です。そのためそれぞれの店舗が独自に判断して運営方針を変える大切さを知っており、大まかな方針は示すものの各店舗で自由に判断を任せて経営しています。そのため外国人観光客の需要が落ち着いてきたと各店舗が判断すれば、トップの判断を待たずに品揃えを柔軟に変更することが可能です。大原孝治氏率いるドンキホーテが好調なのは、こうした個店主義が背景にあるとされています。